Happy St Valentine's day






「神子・・・神子おきろ。」
「ん・・・・・・・・・」
あかねははっとして慌てておきあがった。
「や、泰明さんっ」
(いつのまに・・・・・)
「もう、夕刻だが・・・・・」
「え〜〜〜〜〜〜〜〜っ」
夕べ遅くまでがんばったのががこたえたらしい。
泰明がくるのがわかっていながらいつのまにか眠ってしまったのだ。
「泰明さん・・・いつから・・・・」
「一刻ほどまえから。」
「一刻〜〜(って2時間じゃないよ〜私ってばそんなに長いこと・・・・って・・・・ことは)」
「見たんですかっ」
「何をだ?」
「何って寝顔・・・・・」
「ああ・・・・寝言も聞いたぞ。」
「ねごとぉ〜〜〜〜!!!!」
あかねの頬がみるみるうちに紅くなる。
(やっだぁぁぁ何の夢みてたかしら・・・)
泰明の眉がひそめられる。
「神子・・・ちょこれぇととはなんだ?」
「はぁ?」
「おまえがさかんに寝言で呟いていた。」
「ああ〜〜〜〜っ」
「なんだ?かしましい」
(そうだった・・・自分の世界で泰明さんにチョコレートを渡して告白する夢を見てたんだった・・・そうだっバレンタインのプレゼント・・・)



あわてて厨子から泰明のマスコットを出す。
「・・・・・・呪いか?」
「もう〜ちがいますったら。泰明さんのお人形ですよ〜私のいた世界では2月14日に大切なひとに贈り物をするんです。かわいいでしょ?私のもあるの。」
自分のマスコットも出して泰明の手の上に乗せる。
「これが神子と私か?」
「うん♪」
泰明はまじまじとマスコットをみつめた。
「あのぅ・・・少し針目が歪んでるけどそれはご愛嬌ってことで・・・」

「神子の気が伝わって来る・・・ありがとう」
「うん・・・お仕事のときに持って行ってね。私も泰明さんのをいつも持ってるから♪」
「ああ。」

「ところで・・・・私ほかに何も言ってなかった?」
ぷらぷらと二つの人形を目の前で揺らす泰明がふとあかねを見つめる。

「ああ。言っていた。」
「な、なんて・・・・(汗)」
「内緒だ・・・・だが応えてはおこう。」
「はい?」
「寝言に応えるのはよくないというから先ほどは控えたのだが・・・」

泰明はあかねをひきよせる。
「私もだ。神子。」
「え〜〜〜(大汗)なにが、「私もだ」なのぉぉぉ〜」
「もう、応えた。あとは黙れ・・・」
「ん・・・・・」
二人の唇が重なった。



---だぁ〜いすき、泰明さん・・むにゃむにゃ・・


蛇足だが・・・・・後日・・・・
「神子、私のちょこれぇとはどうした?」
「は?」
泰明はマスコットをちょこれぇとと理解したようだ。

 おわり
  
     


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